鹿児島の名門私立男子校で青春時代を送った男たちの47年目の同窓会。
男たちが流れたのは、新宿ゴールデン街の一角にあるBAR「ヴォルテール」。
店を切り盛りするのは、かつて青春を共に過こした同郷のママ。
酔いながら、じゃれ合うように少年に戻って行く男たち、そして
つきぬ思い出話はいつしか、一人の女子高校生が失踪した原因へと辿り着く。
あの夏、1970年8月15日が「秘密」の始まりだった───。
女子校の演劇部の少女たちと名門私立男子校の少年たちが、
戦後25年目に戦争を語り、夢を語り、恋をしていた、あの夏...
と、哀愁を帯びたムードを引き裂くように現れる、若い男女。
かつての若者と、いまの若者の、「酔った勢い」は止まらない!
やがてバトルの行き着く先に現れた「秘密」の台本。
上演することのできなかった台本には、何が書かれていたのか。
47年目の夏、新宿の一角を舞台に、真実を知るキャストは揃うのか。